『きりしまフォーラム』読者の子育て世代へ向けた応援企画!
「子どもはかわいい」とは言うものの、子育てには
多大な時間と経済的・心理的な負担がかかるもの。
子育てをしていると家に閉じこもりがちになり、気がつくと
「家族以外、誰とも会話していない」と悲しくなる瞬間が……。
そんなお母さん達が、気軽に行ける場所をご紹介するシリーズです。
曽於市子育て支援センター 「救急法」教室
曽於市子育て支援センターが年3回開催している子どものための「救急法」教室に伺いました。子どもに何かあった時の対処方法を『大隅曽於地区消防組合』の救急救命士と消防士の方が、実践を交えながら丁寧に指導してくれます。
今回は、「乳幼児の救命処置の流れと手順」「乳児が異物を飲み込んだ時の対処方法」といった内容を、分かりやすく説明していただきました。その後、お母さん達と一緒に救命救急用の人形を使った実践を開始。息子と一緒に参加したのですが、子育て支援センターの岡崎先生が優しく抱っこしながらあやしてくれるので、私自身もスムーズに行うことができました。
「乳児に対する救命処置」は大人と少し異なり、胸骨圧迫の際、指2本で行います。圧迫の強さは、大人と同じで胸の厚さの約1/3を目安とし、十分に沈む程度に、強く、速く、絶え間なく圧迫します。また、顔色や胸の状態なども詳しく観察することが重要です。
実演後は、お母さん達から「けいれんした時は、どうしたらよいのか?」「救急車を呼ぶタイミングはいつなのか?」など、さまざまな質問が出ていました。やはり、子どもを持つ親として、心配なことは同じなのだと実感。救命救急士の落合さんが、丁寧に答えてくれるので、一つひとつの疑問が解決。本当にためになりました。気軽に参加できるので、一度、学んでみてはいかがでしょうか?
子どもの命が助かるかどうかは、救急車が到着するまでの対処方法にかかっています。実際、「119」へ連絡してこられるお母さんは、泣きながらパニックになっている方がほとんどです。しかし、そこで何とか落ち着いてもらい、子どもの顔色や呼吸状態・胸の状況などを電話で伝えてください。その状況を伺いながら、到着までの間の指示を出していきます。その際、心臓マッサージと人工呼吸が必要となってくることがあります。だからこそ、救命処置の手順や方法を、学んでいただけたらと思います。
TEL. 0986-76-6565
活動日時/年3回・10:00〜11:30対象/未就学児と保護者
場所/そお生きいき健康センター・おおすみ弥五郎伝説の里・財部保健福祉センター