『きりしまフォーラム』読者へ向けた子育て企画の番外編!
子育てはお母さんひとりでするものではなく、家族はもちろん地域や社会の協力が絶対的に必要なもの。
少子化と叫ばれている現在、出産しやすく子育てしやすい社会を目指すためのシンポジウムが開催されました。多くの方に、ぜひ興味を持って頂きたい内容です。
次代の親育成事業・少子化について考えるシンポジウム
今回は、「笑顔でつながる子育ての輪」の番外編! 2015年1月12日(土)にウエルネス交流プラザで開催された「次代の親育成事業・少子化について考えるシンポジウム」に参加してきた。このシンポジウムでは、少子化問題をあらゆる面から切り取り、さまざまな世代や立場の方による意見交換会が行われた。
始めに、担当者の八反田氏が、都城市における少子化の現状を解説。出生率は全国平均よりも高いが、若者の流出が激しいため、人口は減少しているというのが都城市の現状であると報告。1年間で約580人の人口が減少しているのが実情だ。
それを受けて、宮崎県助産師会・会長の上原えり子氏が、「私らしく産み地域で育てる」をテーマに講演。助産師の立場で、妊 娠・出産にはタイムリミットがあることや、少子化とはいえ望まない妊娠をしてしまうこと、出産後の子育てについて等、自分の経験を踏まえた、さまざまなこ とを語った。実際に、未熟児を出産した方の子育てサークルや授乳中の母親達へ向けた「おっぱい相談」等、地域の子育て世代へ向けた多くのことに携わってい る。「子どもは、自然の中で地域で育てていくことが重要である」と伝えた。
その後、「婚活仕掛け人・育メン・妊婦・若者代表」と立場の違うパネリストが舞台に上がり、少子化問題や子育てについての 意見交換を行った。きりしまフォーラムの上山も「企業・育メン代表」として参加。「少子高齢化について都城の現状を知りたい」という思いで参加した男子学 生や出産を間近に迎えた妊婦さん、子育て中の方等、さまざまな立場からの質問や意見が出た。
少子化問題というとなかなか自分のこととして捉えられないかもしれない。しかし、将来、出産をして子育てをする可能性がある男女なら、 もっと自分のこととして身近に感じて欲しいテーマだ。都城市が出産・子育てをしやすい地域となるために、私達自身がもっと関心を持ち、行政・企業・地域が 一丸となってこの問題に取り組んでいかなければ、何も変わらないと感じた。今後、このような活動が活発化することを期待する。
TEL. 090-2855-0482
(担当:八反田)取材協力/都城市 保育課