vol.10 防災・避難対策について 徹底調査の巻 【まとめ編】
都城の気になるトコロをなっちゃんが調べるこのコーナー。 今回は、4月号・5月号で企画した『防災・避難対策』についてのまとめになります。熊本県を中心とした一連の地震災害から、一カ月以上が経ちましたね。皆様のご家族、ご友人の方はご無事でしたか?自然災害は、いつどこで起こるか分かりません。
もしもの時のために、もう一度見直してみましょう。
防災マップガイドブック
まず、自分達の住んでいる地域にはどのような災害が多く、避難対策はどうなっているのかを知る必要があります。都城市・曽於市では、各市役所のホームページから「防災マップ・ガイドブック」を閲覧・印刷出来ます。また三股町では、案内窓口にて「三股町防犯・防災マップ」を配布していますので、もう一度確認しましょう。
メールサービス
宮崎県では、県が運用している「宮崎県防災・防犯情報サービス」があります。私も、携帯での登録をしていますが、注意報・警報や防犯のお知らせが細かに届くので、大変便利です。
曽於市コミュニティFM
曽於市では、「曽於市コミュニティFM」を無料配布しています。曽於市内に住民登録がある世帯に1台ずつ配布されていて、2台以上必要な場合は有料です。まだ受け取りが出来ていない世帯は、左記に問合せてみてください。
本庁企画課・各支所地域振興課
末吉/TEL.76-8802
財部/TEL.72-0931
みたチョ
災害時は、電波の混乱等により携帯電話が通じないこともあります。そんな状況下でも、安全な避難所を閲覧出来て、誘導してくれる機能がついているのが「みたチョ」です。なお、スマートフォンをお使いの方に限り使用可能です。
避難所と避難場所
「避難所」と「避難場所」では意味が異なります。「避難所」は、災害で自宅等が危険な時、また生活の場が失われた時に避難・生活するための施設となります。「避難場所」とは、地震や津波が発生した時に、周囲の建物の倒壊から身を守ったり、二次災害から身を守るために避難する場所で、学校の運動場や公園等、広範囲によって安全が確保されている場所です。ただし、都城市では津波等の災害が発生した事案がなく、基本的には「避難所」「避難場所」は一緒の扱いになっています。ちなみに都城市外では、前記のように「避難所」「避難場所」は別の意味を表すので、ご注意ください。そして避難所にも、「一次避難所」と「二次避難所」があります。まずは「一次避難所」を覚えておくことが大切です。
防災グッズ
防災グッズは二通り用意することをオススメします。一次避難では、避難して危険から身を守ることを重要視した上で、本当に必要最低限なものを準備しなければなりません。防災グッズが多くて、避難に支障が出ないようにするためです。
◆ 一次防災グッズ ◆
●飲料水(1人1~2リットルほど) ●1日分の非常食 ●懐中電灯 ●携帯ラジオ
●救急薬品(常備薬等)●ライター(マッチ) ●軍手 ●ビニール袋 ●タオル
●現金(硬貨が便利) ●身分証明 ●貴重品 ●笛(いざという時のため)
【保管場所/玄関や逃げやすい場所】
そして、二次防災グッズは、生活に必要なものになります。それぞれの必要度をきちんと理解し、準備してください。
◆ 二次防災グッズ ◆
●預金通帳 ●印鑑 ●免許証 ●健康保険証 ●毛布 ●衣服 ●ラップ
●卓上コンロ(ガスボンベ) ●寝袋 ●洗面用具 ●カイロ ●ロープ ●新聞紙
●簡易トイレ ●ドライシャンプー ●固形燃料 ●スコップ ●マスク ●トイレットペーパー
●避難食(缶詰・レトルト食品・ドライフーズ・栄養補助食品・お菓子類)
●赤ちゃん用品 ●女性用品
【保管場所/押入れやベッドの下】
ペットと同行避難
現在では、飼い主とペットが同行避難するのが理想的です。ただし、必要なしつけや健康管理がしっかりされていることが条件です。原則的な飼育マナーはしっかりと守りましょう。
(なっちゃん)