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特集「都城アワード特別企画 2009年の都城をニュースで振り返る『読者投票新聞 NEWS KIRISHIMA〜2009年度版〜』」

2010年2月号の特集企画『2009〜年間都城アワード』では、新店賞、企画賞、ひときわ輝いたで賞の受賞結果を発表した。これは読者の皆様からの投票により決められたものであるが、ここで記入して頂いた投票用紙には前述の3項目に加え、『NEWSで賞』という項目も設けられており、こちらでは『2009年の都城に関する出来事で、一番のニュースは?』という設問をさせて頂いた。

 

その集計結果を元に企画された、今回の特集『NEWS KIRISHIMA 』。それでは、364人の投票結果により選出された総勢55のニュースの中から、投票数の多かったベスト10のニュースをランキング形式で振り返っていきたい。

第1位

都城商業高校野球部 夏の甲子園ベスト8 (87票)

●出身校のベスト8、嬉しかったですね。(嵐/35歳)

 

●甲子園まで応援に行きました。母校が甲子園に行き、とても感動しました。ありがとう、都商ナイン!(オムライスくん/34歳)

 

●久しぶりに、夏の甲子園で都城の高校が活躍した。(太郎と姫/33歳)

 

●28年ぶりに甲子園出場&ベスト8という、都城市を盛り上げるニュースでした!(グレムリン/24歳)

 

●地元の学校が出ている事もあり、普段見ない野球にハマリました。熱い夏になりました。(つゆくさ/40歳)

 

●野球好きな息子が感動して涙。そのことに感動した私…。よく頑張った都商!(サトママ/31歳)

 

●私は曽於市なのですが、仕事場が都城なので、自分の事みたいに見てました。最高ですね!(ちびこ/39歳)

 


 

2009年夏に開催された『第91回全国高校野球選手権』において、28年ぶりの出場となる都城商業高等学校が『ベスト8』という素晴らしい結果を残した。

 

大会中、都城市民の多くはテレビの前に釘付けとなり、地元校野球部員の活躍を祈った。そして、都商野球部が勝利を重ねる毎に、街中のボルテージは上昇し、例年にはない『熱い夏』というものを感じさせてくれた。

 

その中でも、ハイライトはやはりベスト8進出を決めた強豪・智弁和歌山戦での勝利であろう。相手の高嶋監督は、この試合に甲子園通算勝利数の歴代単独1位が懸かっており、注目の集まる一戦となったが、その名将率いる強豪を倒した事により、都商野球部も全国からクローズアップされる事となった。

 

優勝した中京大中京(愛知)にベスト8で敗れるも、残念な気持ちより、「本当によく頑張った!」という感情の方が大きく、それは読者の皆様から沢山寄せられた称賛の言葉からも察する事ができる。

 

甲子園にかける熱い魂とプレーを見せてくれた部員一同、そして就任から4ヶ月にも満たないチームを見事にまとめ上げた河野真一監督に、心から労いと感謝の言葉を送りたい。

第2位
見えない恐怖!! 新型インフルエンザ来襲 (30票)

●警報が出されたりと、心配しまくりだった。(ひい子りん/?歳)

 

●幼稚園・小・中・高と沢山休校になって大変だった。(りのっぺ/30歳)

 

●勉強の遅れが心配です。(清ちゃん/31歳)

 

●自分の家族もかからないように気を配っていました。(まぁ/23歳)

 

●とにかくどこに行ってもマスクの人や消毒薬をみかけ、自分も手洗い、うがいを心掛けました。(MARU/48歳)

 

●学校がとても大変! マスク姿の小学生が登下校しているのを見ると、一大事だと思った。(ぷうすけ/53歳)

 

●予防注射したくてもワクチンはないし、学級閉鎖がこんなに酷いのは初体験です。(みーくんのママ/38歳)

 

2009年4月にメキシコでの流行が認知されると、瞬く間に世界中に感染が拡大した新型インフルエンザ。

 


 

この状況を受け、世界保健機関(WHO)は、6月12日に『パンデミック(世界的流行病)』であることを宣言し、警戒レベルを最大のフェーズ6に引き上げた。

 

インフルエンザウイルスには、人の間で流行する『季節性インフルエンザ』のように、動物達の間でも流行するインフルエンザ───すなわち、『豚インフルエンザ』や『鳥インフルエンザ』といったものが存在する。

 

そして、動物のインフルエンザに人が感染し、その体内で人から人へと効率よく感染できるように変異したものを『新型インフルエンザ』と呼んでいるのだが、ほとんどの人は新型インフルエンザに対する免疫を持っていない為、感染するとパンデミックを起こし、重症化率、死亡率も高くなってしまうのだ。

 

日本で1人目の感染者が確認されるやいなや、急速に新型インフルエンザの猛威は全国に広がり、感染を恐れ、予防の為にマスクを装着した人で溢れるという異様な光景を目にする事となった。

 

中でも、大きな問題となったのが、感染予防に伴う学校の閉鎖。これにより、勉強の遅れを懸念する声が、読者の意見にも多数見受けられた。

第3位
遂に開校!! 南九州大学都城キャンパス (23票)

●地元の進学希望のニーズが最も高かった教員養成を行う事に期待!(Y・T/75歳)

 

●少子化の中で、永続的に大丈夫なのだろうか?(E・I/49歳)

 

●大学がある街……なんか良いですよね。(レオ/30歳)

 

●大学生も増え、若者で賑やかになるのでは?(Y・M/47歳)

 

●都城が活気付くニュースでした。(都城が第2の実家/28歳)

 

●よくサンキューに行きますが、お昼時に行くと、大学生らしき人々がお弁当コーナーに群がっている姿を見ます。良い兆しではないでしょうか。(きるはる/28歳)

 


 

宮崎産業経営大学の都城キャンパスが撤退してから早5年。その跡地に大学の誘致活動を続けていた都城市の念願叶い、2009年4月に南九州大学都城キャンパスが開設された。

 

当初は『環境園芸学部 環境園芸学科』に加え、教員養成系の『人間発達学部 人間発達学科』を加えた2学部2学科編成での開校を目指していたが、後者に対する認可の見通しが立たず、前者のみでの開校となった。

 

環境園芸学部 環境園芸学科は定員130名に対し、入学者109名と、定員割れでの寂しいスタートとなってしまった。しかし、2010年4月には、新たな学科名となり、正式に認可の下りた『人間発達学部 こども教育学科(定員80名)』が新設され、更に高鍋キャンパスとの一本化に伴い、2010年度に高鍋の学生が都城に移転する事が決まっており(対象211人)、今年は一気に500人規模のキャンパスへと成長する事が予想される。その為、街で大学生達が作り出す賑わいや活気、そこから生まれる経済効果に対する期待は大きい。

第4位
五十町、山田町で… コンビニ連続強盗事件 (16票)

●コンビニ強盗の犯人、見つかって安心しました。のんたん/38歳)

 

●家から近いところで起きた事件だったので、犯人が捕まるまでは不安でした。(はるるん/25歳)

 

●2つの事件とも同じ犯人で、逮捕されたので良かったです。(あいちゃん/54歳)

 

●都城の田舎でもこういう事件があるんですね…。(おじゃる丸/39歳)

 

●追い詰められて強盗に及んだのだと思います。誰でも起こりうる事だと思います。県・市の力、皆の力で事前にどうにかしたいものです。(N・N/71歳)

 


 

都城市内のコンビニエンスストア2店に押し入り、刃物で店員を脅し現金を奪ったとして逮捕された都城市在住の容疑者。

 

昨年5月に、都城市五十町にある「ファミリーマート本城いそいち店」に押し入り、金属バットと刃物を用いて、男性店員を脅し、現金およそ5万円を奪い逃走。さらに7月に入ると、今度は山田町中霧島にある「セブンイレブン山田前坂店」に押し入り、店員をナイフで脅し、現金およそ5万円を奪い逃走。

 

現場近くで容疑者の白い軽乗用車の目撃情報があり、両事件における手口や身体的特徴から関連性を追究──2つの事件で逮捕される事となった。

 

「お金に困ってやった」と容疑を認める容疑者に対し、裁判官は「計画的で悪質な犯行」「刑事責任は重い」とし、懲役5年6ヶ月の実刑判決を言い渡した。

 

平和なイメージのある都城市で、立て続けに起こった悪質な連続強盗事件に対し、近隣住民が受けた恐怖は計り知れない。このようなニュースがランキングの上位に入り込む事は遺憾に堪えない。

第5位
都城工バレー部 春高バレー全国制覇!! (15票)

●日本一になれて凄いです!(みぃー/20歳)

 

●出身校の優勝、とても嬉しかったです!(ライギョの夫/26歳)

 

●若いって素晴らしい! 高校生の熱い戦いに涙しました。(ハム/24歳)

 

●メディアの扱いや県や市での盛り上がりも今ひとつですが、全国優勝は快挙であり、立派です!(T・K/50歳)

 

●都城市民に久しぶりに朗報が入り、嬉しい限りでした。(山田の案山子/63歳)

 

●パレードの際の生徒達の嬉しそうな表情が素敵でした!(アドル/25歳)

 

●春高バレー全国制覇! 大したものですね!(Y・I/70歳)

 


 

昨年の3月26日、東京・代々木で行われた第40回全国高校バレーボール選抜優勝大会の決勝戦。都城工と東福岡の九州勢対決となったカードは、決勝と呼ぶに相応しい大接戦となり、フルセットの末、都城工が悲願の初優勝を成し遂げた。

 

都城市では優勝を記念して号外も配布され、凱旋パレードも行われるなど、街中が歓喜と祝福の渦に包まれた。

 

ただ、第81回選抜高等学校野球大会と開催期間が重なった事に加え、開催直前には、2009ワールド・ベースボール・クラシックで日本代表が2連覇を達成していた事もあり、注目度が低くなってしまった感があるのは否めない。そこが、全国制覇という快挙に対し、票数が伸びなかった1つの要因とも捉えられ、残念でならない。

第6位
都城商工会議所 プレミアム商品券の発行 (6票)

●10%はお得で良かったですね。しかも、使える店が多かったのが嬉しい! もっと買えばよかったです。(こまひめ/30歳)

 

●1割お得な金券のお陰で、ほんの少し生活にゆとりを感じることができました。またこんなのがあればいいなぁ。(こむぎ好き/36歳)

第6位
青井岳荘 女性社員が2,000万円横領 (6票)

●自分が住んでいる町で大きなニュースだったので。金額の大きさにビックリしました。(ひぐりん/27歳)

 

●よく知っている人が犯人だったという事で、「まさかあの人が!」と本当に驚きました。(ゆみ☆とも/27歳)

第8位
元男性長寿世界一 田鍋友時氏 113歳で死去 (5票)

●あんなに有名なおじいちゃんが亡くなられたのは寂しいです。(ヒゲピヨ/31歳)

 

●全国ニュースでも取り上げられていました。113歳という年齢は、皆に勇気を与えていたと思います。(うっちー/27歳)

第9位
喜びと不安の声が… 都城に台風が来なかった……… (4票)

●災害もなく、農業は豊作で良かった。(にちゃん/56歳)

 

●年々台風の上陸数が減っています。環境変動の怖さを実感しますね。(マック/30歳)

第10位
中高一貫校へ 泉ヶ丘高等学校附属中学校を設立 (3票)

●中学校受験がいよいよ都城でも本格的になってきました。(えりぃ/42歳)

 

●医師不足対策の一環として、中高一貫教育はとても良い対策だと思う。都城の教育レベルを上げる事は、住み良い地域にする事へ繋がると考える。(ゆかりんりん/33歳)

※ランキング6位以下のニュースは、都合により内容は割愛し、コメントのみの掲載とさせて頂きます。