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複雑社会の老い先案内人 NPO法人二十四の瞳の「ライフケアコンシェルジュデスク」

今月は、80代の女性会員Aさんからの話を題材に、最近巷で話題になっているチャラ医(チャランポランな診療行為で生業を立てている医者)の見分け方をご紹介します。

 

Aさんは先日、同年代女性の通院に付き合ったそうです。難聴の友達に付き添って診察室に入った時のこと。耳鳴りと偏頭痛を訴える友達に対して医師が発した言葉は、「もう年齢が年齢だからねぇ。データ的には問題はないんだよねぇ。ちょっと薬を変えてみようかねぇ。」

 

チャラ医に多いのが、高齢の患者には『年齢』を、それ以外の患者には『ストレス』を持ち出してアッという間に診療を打ち切ってしまうタイプです。説明時間を短縮したいのでしょうが、患者として最も迷惑なのは、原因が判らないのに判ったフリをしてこうした常套句を濫用され、結果、診立て違いを引き起こされることです。確固たる診断ができない時、『判らない』と率直に言える医師こそが名医と言えるのです。

 

もうひとつが、『とりあえず〜でもしておきますか?』この「とりあえず」を発する医師は実に多いです。何かあった時の責任すら患者任せのような感じがし、手抜きされている印象がしますよね。良い医者であれば、「それでは、〜のために…をしておきましょう」ではないでしょうか。患者はお金を払って医療というサービスを買っています。こんなチャラ医には緊張感を持たせる意味でも、どんどんメモを取りましょう。もしそれを嫌がるようならば、よほど自分に自信がない医者ということ。そんな病院や医師とは即刻関係を絶ちましょう。

■7月号「ライフケアコンシェルジュデスク」記事について

 

2009年7月号の「ライフケアコンシェルジュデスク」のコーナーにおきまして、読者の方々に誤解を与える表現、および不適切な表現がございました。

 

「きりフォー.net」では、該当記事を削除させていただくと共に、ご迷惑をおかけしました関係者の皆様に深くお詫び申しあげます。