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今月の顔

今月の顔 No.21 「株式会社アイワホール 代表取締役 都城音楽祭2013実行委員長 種子田 義男さん」 写真

No.21

人との縁を結ぶ音楽イベントを

株式会社アイワホール 代表取締役
都城音楽祭2013実行委員長
種子田
(たねだ) 義男さん(56)

 

音楽を通して、まちを元気にしたい──と話すのは、株式会社アイワホールの代表取締役で、2013年11月17日(日)に都城市総合文化ホールで開催される都城音楽祭2013の実行委員長を務める種子田義男さん

 

種子田さんは、これまでも、高崎町の星降る町のコンサートや2000年のウエルネス音楽祭など、様々なイベントを成功させてきたイベント請負人。その背景には、常に「音楽を通して、まちづくりをしたい。まちを活性化させたい」という思いがある。

 

「音楽好きが高じて、多くの音楽イベントに携わってきました。音楽はあくまでもきっかけ。集まったメンバーで、地域のイベントや祭りを手伝ったり、清掃活動をしたりしています。そこから、地域の人たちと繋がりができ、まちづくりを学ぶこともできます。ネット社会の現代では、顔と顔を合わせて会話をすることが少なく、人間関係が希薄になっているように感じます。現在、音楽祭の実行委員会メンバーは学生から60代までと幅広く、初対面の者がほとんどですが、それぞれが意見を出し合い、良き仲間となっています。この場を通して、若い人たちが人をまとめるノウハウを覚え、リーダーとして成長してもらえればと考えています」と、音楽を通してのまちづくり、人づくりへの思いも熱い。

 

現在は、実行委員会全体で、まちなかの活性化にも意欲的に取り組んでいる。

 

「人が集い、それを見た人たちが楽しそうだと感じてくれれば、まちはどんどん賑やかになるのではと、中央通り沿いに事務局を設けました。更に、私たちの活動を全く知らない人達にも知ってもらいたいと、毎週土曜日にはBTVケーブルテレビ前でアーケードライブ(18時〜20時半)、毎週日曜日には事務局前でフリーマーケット(10時〜15時)を行うことにしました。初めは反応がなくとも、どんどん輪が広がっていくと信じています」と話す。今後は、メンバーそれぞれが手作りした都城音楽祭の看板を随所に設置し、まちなかを彩っていく予定という。

 

「都城音楽祭2013は、一つの通過点。都城を盛り上げていくため、今後も年に3回ほど大きなイベントを企画していきます。楽しみながら、周りをどんどん巻き込みながら、人が集まるまちづくりをしていきたいですね」と長期的なビジョンも描いている。今後の活動から目が離せない。(エタン)