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ぼんち 元気企業 ■■■都城圏域の元気な企業を徹底取材!仕事内容ほか、ユニークな取り組みや元気な人などを紹介します。

株式会社 鶏愛

■株式会社 鶏愛
代表取締役 川野 郁夫(66)
都城市山田町山田4645-1
TEL/0986-64-2758
営業時間… 10:30〜18:30
定休日… 毎週日曜日

 

今回は、平成8年創業の株式会社鶏愛 取締役専務の川野賢一さん(39)に話を伺いました。

 

当社は、平成8年にみやざき地鶏(現在のみやざき地頭鶏)を生産する個人事業の川野産業として創業。その後、みやざき地頭鶏への改名を機に、平成18年、合資会社ケイアイコーポレーションを設立し、同時期に直売店の鶏愛を開店。そして昨年9月、組織変更し、株式会社鶏愛と社名も新たにスタートしました。

 

みやざき地頭鶏は、天然記念物の地頭鶏を原種鶏としており、県畜産試験場で開発され、平成16年に「みやざき地頭鶏」と名称を定め、平成19年に県認証みやざきブランド商品に認定されました。

 

みやざき地頭鶏には、在来種由来の血液百分率が50%以上。鶏舎内を自由に動き回れるようにする平飼いで育てる。飼育期間は雄4ヶ月以上、雌5ヶ月以上。1平方メートル当たり2羽以下で飼育し、密飼いしない――などの条件があります。飼育期間はブロイラー(大量飼育用の雑種鶏)の2倍以上。自社で雛をふ化させることはできず、県指定の地頭鶏ふ化センターから供給される雛のみを飼育するなど、厳しい条件の下、そのブランドが守られています。

 

当社では霧島山麓の大自然の中、8千平方メートルの広大な土地で飼育しています。餌にもこだわり、飼料会社と試行錯誤の上、共同開発した特別な飼料を与え、臭みがないのが特徴。鶏本来の深い旨味と甘味、程よい歯応えと弾力のある肉質が最大の魅力です。

 

全体の約9割を県内外の飲食店に卸しています。直売店には地元の方はもとより、県外から来店されるお客様もいらっしゃいます。飼育コスト上、一般的な鶏肉より割高なため最初は驚く方もいらっしゃいますが、一度食べて納得頂き、リピーターになってくださる方が多く、「かわのさんちの地頭鶏が一番美味しい」と言って頂くことが何よりの励みです。おすすめはやはり、朝引きの新鮮な鶏を生で味わえる刺身盛合わせ(650円)。贈答用の1羽分(2,625円)も人気で、全国発送も承っています。

 

現在、比内地鶏、名古屋コーチン、薩摩地鶏が日本三大地鶏と呼ばれています。みやざき地頭鶏をもっとメジャーに、「日本の地鶏四天王」と呼ばれるよう、今後も元気で美味しい鶏を飼育していきたいです。 (順)

 

 

ぼんち 元気企業 「株式会社 鶏愛」 めずらしい鶏の加工品 1年振りに復活! 写真

同店ではみやざき地頭鶏を使用した生ハム(630円)、ベーコン、ハム(ともに300円/100g)、ウィンナー(5本入・265円)の加工品を製造、販売している。昨年、1年間は鶏の生産が追いつかず販売をストップしていたが、今年ようやく復活! 生ハムは胸身を使用し、さっぱり&ヘルシー。しっとり感が絶妙で豚の生ハムとはまた違った美味しさだ。真空パックしているため気軽に使え、サラダなどにおすすめ。ぜひご賞味下さい。

※直売店は売切れ次第終了のため、事前にお電話でご確認下さい。