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「大切な人に気持ちを伝える手紙を出そう 都城市立上長飯小学校 『手紙の書き方体験授業』」

「手紙の書き方体験授業」 授業風景1

7月19日(金)に、都城市立上長飯小学校で「手紙の書き方体験授業」が行われました。これは、小学生に手紙を書く楽しみ、手紙を受け取ったときの喜びを経験してもらいたいと郵便局が企画し、地元企業の協賛のもと行われたもので、ハガキは全て地元商店や企業からの寄付で賄われました。

 

取材に伺ったのは、2年生の授業。手紙を書くのは初めてという児童も多く、まずは、季節によってどんな手紙があるのか、郵便屋さんに届けてもらうには何を書いたらよいか、郵便番号の仕組みなど、手紙の基本を勉強しました。

 

「手紙の書き方体験授業」 授業風景2

そして、実際にお手本をなぞりながら宛名の書き方を練習。宛名は特に丁寧に、相手の名前は大きく真ん中に、自分の住所と名前は小さくなど、教わりながら書いていました。ハガキのサイズに合わせて、文字を小さく書くことが難しいという声も多く、何回も消しゴムで消しながら、書き直しをしている姿も見られました。

 

練習が終わったら、いよいよ本物のハガキへ手紙を書きます。今回は、夏休み前ということで、夏休みにしたいことを題材に、家族へ暑中見舞いを書くことになりました。

 

「手紙の書き方体験授業」 授業風景3

「海に行きたい」「お手伝いを頑張るね」「お祭りで金魚すくいがしたい」など、それぞれの夏休みへの思いを、海やひまわり、スイカなどの絵を交えながら丁寧に書いていました。

 

「初めての手紙だったので、ちょっと緊張したけど、楽しかった」「スイカとひまわりで夏を表しました。手紙を書くのはワクワクしました」「年賀状は書いたことがあるけど、暑中見舞いは初めて。思いきり絵を書いて楽しかった」「もっと手紙を書いて、上手になりたい」など、書きあげた手紙を手に、児童たちも嬉しそうな様子でした。

「手紙の書き方体験授業」 授業風景4

 

会話や手紙を通して、コミュニケーション能力が豊かな子どもたちを育てたいという郵便局と地域の思いで実現した今回の授業。児童たちも、「手紙を書く」ことを通して、相手にきちんと伝えるために丁寧に書くことや、自分の思いを文字にして伝えることの大切さを学んだようでした。

一生懸命に書く姿はとても微笑ましく、書きあげた手紙はどれもユーモア溢れる子どもらしい可愛いものばかりでした。 (エタン)

 

(※きりしまフォーラムが寄付したハガキは、大王小学校で使用されました)

「どんな手紙を書いたかな!?見せてもらいました!!」 菊池真白(ましろ)さん 小倉美月(みづき)さん 松山天汰(てんた) 村田絆(ゆい)さん