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「都城聖ドミニコ学園高等学校 『ドレッシング「ドミドレ」完成!!』」

県内唯一の女子高である都城聖ドミニコ学園高等学校(宮川サ校長、145名)の家庭部が、都城ワイナリー(都城市吉之元町)、大山食品(東諸県郡綾町)の2社と共同開発したドレッシング「ドミドレ」が都城ワイナリーで販売されている。【顧問/上池葉月先生、部長/時任まりのさん(3年)、計9名】

 

今回のコラボ企画が持ち上がったのは、昨年の春。同校の辻家賢一先生より「生徒に何か特別な体験をさせてあげたい」という依頼を受けた都城ワイナリーの山内社長が、「都城ワイナリー製のワインビネガーを使用したドレッシングを作りたい。一緒にやってみないか」と提案したのが始まりだった。

 

まず、ベースとなる基本のドレッシングに、様々な食材を足し試作を繰り返した。一番苦労したのは、ワインビネガーに合う食材を探すこと。梅、たまねぎ、人参、ぶどう、トマト……多くの食材で試作し、最終的にトマト風味に決まった。そして、たまねぎ、バジルなどを調合し、レシピを完成させた。そのレシピをもとに、大山食品が味噌を加えてひと工夫。今回の商品化となった。「一つの野菜にかけるだけで御馳走になる、そんなドレッシングが出来上がった」と生徒たちも大満足の出来上がりだ。

 

また、ラベルも「どのようにしたら消費者に手に取ってもらえるか」、「ドミニコらしさを出したい」など意見を出し合いながら作成。ドミニコ学園の制服をモチーフとし、シスターのイラストを入れた。可愛らしく、目を引くデザインとなっている。

 

「出来上がった商品を見た時は、震えるほど嬉しかった。お店に並ぶのを想像すると頬が緩む。商品をみんなに自慢したくなる」と時任部長。

 

「コラボ商品の開発は初めてだったが、とても良い経験となった。今後もアイデアを出し合って積極的に活動したい」と顧問の上池先生も次の活動に意欲的だ。

 

現在は、都城ワイナリー、大山食品とチキン南蛮のタルタルソースを共同開発中。宮崎県を代表する新しいタルタルソースを作りたいと、部員一同燃えている。(エタン)