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「財部町の「エコ・オブジェ」」

財部温泉健康センター(曽於市財部町下財部357-1 TEL/72-3553)入口付近に設置されている牛と夫婦のほのぼのオブジェ。センターのシンボルとしてすっかりおなじみだ。一体誰が作っているのだろうと気になっていた。

 

3月初め、オブジェをメンテナンス中らしき男性に声をかけたところ、「私が作っているんですよ」と。早速話を伺った。制作者は財部町下財部在住の市吉純好(いちよしすみよし)さん。なんと現在84歳! 元大工で、昔からものを作るのが好きだという。

 

「財部町の「エコ・オブジェ」」 写真

このオブジェ、牛の黒い部分はお茶に被せる遮光ネット、目はゴルフボール、耳はブリキ、角材の残りなど身の周りにあるもので作られている。

 

センターに5年程前から設置しており、当初、牛一頭と夫婦のみだったが、現在は子牛が2頭増え、リヤカーが台車に変わるなど、時々リニューアルしながら利用者の目を楽しませている。

 

話を伺った日は「カラスが牛をつっついて巣作りに持って行くからボロボロになるんだよ〜」と、メンテナンス中だった。カラスは早朝、遮光ネットを巣の材料に持って行くらしい。次はどんなリニューアルをするのか!? 楽しみだ。(順)