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「口蹄疫〜充分な理解と協力を〜」

4月20日に宮崎県内において口蹄疫1例目が確認されて以降、発生農場は126例目に上り、殺処分対象の牛や豚は11万頭を超え(5月18日現在)、国内では過去最悪の口蹄疫被害となっている。

 

これに伴い、県では4月18日に県内全域に非常事態を宣言、本県畜産の壊滅的危機ならびに全国への感染拡大の防疫対策に取り組むと共に事態の深刻さを県民へ訴え、不要不急の外出を極力控え、一般車両も消毒ポイントでの消毒を受けるなどの理解と協力を広く呼びかけている。

 

また、県内最大の畜産地帯である都城・三股も例外ではなく、口蹄疫侵入を警戒し防疫の徹底に取り組んでいる。

 

都城市山田町にある繁殖牛農家の経営者は「競りも中止になっており収入もない。いつ都城に感染が拡大し被害が及ぶか不安。防疫の為に、極力外出も控えている」と危機感を募らせる。

 

感染の拡大で新たな局面を迎えている中、国と県が一体となり蔓延防止に全力を挙げてもらいたい。

 

●口蹄疫は、牛、豚等の偶蹄類の動物の病気であり、人に感染することはありません。

●肉や牛乳などの流通・販売にあたっては、食肉衛生検査所などで厳しい検査を実施しておりますので感染した牛、豚の肉や牛乳が市場に出回ることはありません。

●仮に感染した牛、豚の肉や牛乳を摂取しても人体には影響ありません。

 

※県では、口蹄疫防疫活動により影響を受けた畜産農家に対する支援を行う為「宮崎県口蹄疫被害義援金」を募集しています。詳しくは宮崎県庁ホームページをご覧下さい。(http://www.pref.miyazaki.lg.jp/