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「南九州大学 都城キャンパス 来年4月開校!」

「都城キャンパス開校!南九州大学」イメージ12009年4月、南九州大学都城キャンパスが開校します。この南九州大学都城キャンパスは、都城市との公私協力で実現した大学で、地場産業とも関連の深い魅力的な2つの学部で開校します。

 

以前からこの大学は、県外から入学してくる学生が多く、よく街を変えるのは、「若者、よそ者、変わり者」と謂われますが、学生達の若い力は、地域の活性化に良い影響を与えてくれるでしょう。

 

そういう意味でも関心の高い南九州大学都城キャンパスについて、学部の案内を中心に紹介します。

 

 

◆環境園芸学部 〔環境園芸学科〕

 

環境園芸学科は、環境科学、生命科学、生物資源科学の3つを柱に、21世紀の課題である食糧生産問題、エネルギー問題、環境問題等にも対処していく科学技術力と技術倫理の習得を実現させる学科です。

 

育んでいきたい人材は、自然や生物との共存の重要性を深く認識した感性豊かな専門職業人達ということです。

 

具体的には、まずオールラウンドに基礎を習得してから、園芸生産環境専攻、植物バイオ・育種専攻、花・ガーデニング専攻、造園緑地専攻、自然環境専攻、アグリビジネス専攻の6つの専攻の中から1つ選択し、その道のプロフェショナルを目指していくということになります。

 

キャンパスの敷地内には、地上8階建ての新研究棟をはじめ、温室、圃場、樹木園、モデルガーデン等のフィールドサイエンスの場としての実習設備も整っています。

 

また、この環境園芸学科は、都城の基幹産業の1つである農業と関連の深い学問ですから、農業現場でのインターシップや学生達のボランティア活動、産官学連携の共同研究など地域貢献にも積極的に取組んでいくということです。

 

 

◆人間発達学部 〔人間発達学科〕

 

南九州大学がこれまで培ってきた食と緑に関する実学的な教育・研究の成果を継承し、今こそ求められている保育士や各種教員、更に子供たちの心の問題に取組む認定心理士を育成する学科です。

 

本学科の特徴は、保育士+幼稚園教諭、幼稚園教諭+小学校教諭、小学校教諭+中学校教諭、中学校教諭+高校教諭というように4つの専攻共に連続する2種類の免許の取得を目指せるところにあります。

 

このように2種類の資格取得を目指せるような専攻カリキュラムにした最大の理由は、幼稚園から小学校、小学校から中学校への進学において、つまずく子供がいたりする、所謂つながりの問題です。学生にとっては資格取得のメリットがあるだけでなく、教員になった時、子供達のスムーズな成長をサポートできるようにという考えからです。

 

そらから南九州大学の特色を生かし、食文化論、環境保全型農業といった科目や農業実習や園芸療法実習といった体験学習も取り入れ、豊かな人間力のある人材を育成したいということです。

 

また地域の子供達と学内あるいはイベント等で交流したり、子育て支援を中心にシンポジウムや講演会を開催して地域との連携も積極的に行なっていくということです。

 

 

☆南九州大学の校風

 

1967年の開学以来、40年以上の歴史のある南九州大学、独自の校風もあると考え、宮崎キャンパスと高鍋キャンパスの在校生にお話を聞きました。

 

 

◎健康栄養学部 〔食品健康学科4年〕 池之上直也君

 

三股町出身で都城農業高校の卒業生、授業とバイトで忙しく、都城と宮崎の行き帰りの列車の中での睡眠が癒しタイム。高校の理科と農業の教員取得見込みということです。池之上君の話では、校風としては、「そんなに大きな大学ではないので、学生同士仲が良く、先生とも気楽に話ができる雰囲気です。」ということ。また「都城キャンパスには、環境園芸学部ができますので、母校の農業高校と連携したり、地元の農業の発展にも貢献してくれたら良いですね」と話していました。それから財部町にポニーとエミューの牧場があるということで、アニマルセラピーも行なうのではということです。

 

 

◎環境造園学部 〔地域環境学科2年〕 西口恭平君

 

「都城キャンパス開校!南九州大学」イメージ2西口君は、三重県四日市出身で、自然を理解し、自然との豊かな共生を科学的に学ぶたいと高鍋キャンパスに来たということです。「学問、実業両方から学べるので、とても将来役立つと考えています」と西口君。

 

高鍋キャンパスでは、約8割は県外者ですが、学科が違っても気軽にしゃべったり仲が良いということです。それから「先生とも基本少人数で授業を行なうので、先生と学生の交流もアットホームな感じです。」と話していました。

 

なんでも全国各地から学生が集まって来ているので、卒業旅行は、友達の所へ寄りながら全国各地を旅した先輩も居るということです。

 

ただ、来年開校する都城キャンパスは1年生だけなので、開校したら料理の作り方や、パソコン操作など1人暮らしの方法をアドバイスしたり、友達作りのきっかけになるようなイベントをして、新入生が早く学園生活に馴染めるよう、仲間と共にサポートしたいとしたいと話してくれました。

 

 

11月9日に行なわれたオープンキャンパス、学校説明会に参加しましたが、学生、教授、職員とも気さくな方が多く、とてもアットホームな大学のように感じました。(も)