日南麦酒

　
2017年に誕生した、日南市で初となるマイクロブルワリー『日南麦酒』。オーナー兼ブルワーの橋本さんは、もともと『櫻乃峰酒造』として焼酎づくりをしていましたが、ある出会いがきっかけでビールの世界へ。東京の居酒屋に行った時に、そのお店が自らクラフトビールをつくっており、大手メーカーでなくてもビールをつくれることを知ったのだそう。そこから自らビールづくりを始め、試行錯誤を重ねた末に販売をスタートさせたと言います。

現在製造しているビールは4種類ほど。オレンジピールとコリアンダーシードで香りづけされた、オレンジの風味が口の中に広がる「ベルジャンホワイト」や、ゆずのピールをふんだんに使用した「パネユズエール」をはじめ、それぞれに個性があって、味わい深い！　ビールが美味しくなるこれからの季節、飲み比べてみてはいかがですか？　香りや風味が豊かなビールばかりなので、普段あまりビールを飲まない人にもぜひ試してみてもらいたいですね。



これだけのスペースでビールづくりができることに驚き！　製造するビールに合わせて使用するさまざまな種類の麦芽や、各工程の設備・製造方法などを見せてもらいました。ビールの製造には2～3週間かかるため、できあがって試飲した時に、思いがけず美味しく仕上がっていた時がビールづくりの醍醐味だと、橋本さん。運がよければ、ビールを購入した時に見学させてもらえるかも？


　

スパイスカフェ ヒトツブ

　
世界中で使われているスパイスを集め、カリーをはじめとした料理を堪能できる話題のお店です。
スパイスとカリーの芳ばしい香りに包まれた店内で、オーナーシェフの小玉さんがおすすめしてくれたチキンカリーをセレクトすると、「好みの辛さ」を尋ねてくれました。

辛いものが好きな人はもちろん苦手な人も、それぞれに合わせたカリーを提供してくれます。
また、スパイス専門店だけあって、「追いスパイスはいかがですか？」と、小玉さん。なんと、お好みのスパイスを追加することで、オリジナルカリーを完成させることができちゃいます!!今回は、カリーには珍しい中国山椒（フォアジャオ）をプラス！　さまざまなスパイスがブレンドされた、今まで食べたことのない味わいに大満足です♪
店内はカウンター席とテーブル席があり、赤ちゃんや子どもがゆっくりと横になれる広々としたイスがあります。子どもが食べられるカリーもあるので、家族で行くのもおすすめです！

北郷温泉 べっぴんの湯の宿 丸新荘

しっとりツヤツヤの肌になる「べっぴんの湯」として知られている『北郷温泉 べっぴんの湯の宿 丸新荘』は、地下800ｍより湧き出る天然温泉。飲用もでき、慢性消化器病・慢性便秘・糖尿病・痛風・肝臓病などに適応しています。

緑あふれるお庭を眺めながら入ることのできる露天風呂は、オーナーとスタッフによる手作り！　夏の海水浴帰りに、ゆったりと入りたい温泉です♪

NICHINAN LEMON STAND

　
世界60カ国以上を巡りながら、美味しいものを追求してきた日南市出身の日髙さんが、地元産のレモンを使って作る「レモンシロップ」が大人気。

当初、バルセロナに2年間滞在していた経験を元に、地元食材を使ったパエリアを作っていた日髙さん。その際、レモン農家さんと知り合うことに……。
昨年、大豊作で余ったレモンをSNSで販売し、一回の投稿で約1トンを販売したことをきっかけに、レモンやレモンシロップを取扱うことになりました。希少価値の高い国産レモンのニーズは高く、全国はもちろん海外からの注文も多いそうです。今でも、スペインやイタリア、ハワイなど、世界のレモン産地やレモネードの人気スポットを巡り、研究を重ねています。現在は、お店が改装中のため、イベントなどに出店中！　都城で開催されるイベントにも、よく出店されているので、ぜひ「facebook」をチェックしてくださいね♪

減農薬・ノーワックス・防腐剤不使用で大切に育てられた日南レモンは、糖度が高く、皮まで美味しく食べられます！
季節によっては、レモンを購入することもできますよ。


レモン果汁とてんさい糖のみを使用した「日南レモンシロップ」は、ほどよい酸味とスッキリとした甘さがベストマッチ!!
炭酸水で割ったレモネードは、暑い夏にキリッと冷やして飲むと最高な1杯に……。ビールや焼酎に入れても、新しいレモンの美味しさを発見できます。クエン酸とビタミンCを豊富に含んでいるので、夏の疲れも吹き飛びますよ♪
　

日本料理 喜庵 一能　よろこびあん いちの

　
日本料理の職人として東京で30年以上のキャリアを持つ黒木一雄さん。12年前に地元日南市へ戻り、その1年後にオープンした本格日本料理のお店が『日本料理 喜庵 一能』。古民家の落ち着いた店内でいただくランチは、季節を感じることのできる食材が使われた飫肥膳（2,160円）と昼懐石（3,240円）の2種類。

取材当日は6月。初夏の涼を感じる美しいお料理が運ばれ、一品ずつ丁寧に説明していただきました。料理内容は、前菜、吸い物、造り、冷たい炊き合せ、ご飯、デザート。ガラスの美しい器に盛られた胡麻豆腐とじゅんさいは、優しいお出汁の味わいとツルンとした食感が絶妙。釜炊きのとうもろこしご飯まで、美味しくいただきました。
「温かいものは温かく、冷たいものは冷たいまま……一番最高の状態を、お客様に味わって欲しい」という黒木さんの意気込みを感じる日本料理は格別の味。季節ごとに足を運びたくなるお店です。

日南出身の料理研究家・堀江泰子さんの油津にあった別荘を移築した100年以上経つ古民家。完全個室のお部屋は、木のぬくもりを感じる居心地のよい空間になっています。
室内には掛け軸やお花、香炉があしらわれており、いたるところに黒木さんの心配りを感じることができます。


　

学校法人 黒田学園 幼保連携型認定こども園　にちなん幼稚園

　
昨年の秋、『にちなん幼稚園』の4階にオープンしたカフェは、開け放たれた大きな窓から続く緑あふれる庭が美しい癒しの空間です。幼稚園内にあるカフェということで、1階で受付をしてからの入店となります。

黒田園長先生が、「スタッフやお母さん達に、ゆっくりと過ごす場所を提供したい」という思いから生まれたスペースで、今では一般の方にも開放されています。地元の人達の憩いの場として、利用してはいかがでしょう？

カウンターにあるポスト型の貯金箱に100円を入れて、コーヒーか紅茶をオーダー！　日によっては、スタッフ手作りのスイーツもあるとか……。お庭からは飫肥の街並みを見渡せ、季節の移り変わりを感じながらのティータイムは最高でした♪