NYで学んだダンスの魅力とカルチャーを多くの方に伝えたい――と話すのは、4月から東京のダンススタジオでインストラクターとして働く桜田千聖さん。

桜田さんは、今年NYから帰国し、拠点を都城から東京へ移した。現在は、「VOGUE-FEMME」というジャンルのダンススタイルを中心にレッスンを行ったり、さまざまなダンスイベントに参加したりしている。

3歳からダンスを学び、本格的にダンスの道へ進もうと決心したのは、宮崎県で開催された『a-nation』に、TRFのバックダンサーとして参加したことがきっかけだった。

「中学校1年生の時に、福岡県で行われたオーディションに参加し合格しました。バックダンサーとして、 アーティストの方が、ステージに臨む姿を間近で見て、ダンスをもっとしたいし、上手くもなりたいと強く思うようになりました。また、その時に初めてダンス でお給料を頂きました。プロになった気がして、とても嬉しかったですね」と笑顔で語ってくれた。

高校を卒業すると同時にNYへ留学し、2年半かけて、語学とダンスを学んできた桜田さん。NYへ留学しようと決めたのは、ダンスの恩師である橋村氏（DANCE STUDIO ELEMENTオーナー）の後押しと両親の応援があったからだ。

「NYでの生活は、本当に大変でした。始めは言葉が分からず、辛い思いをしました。しかし、NYは実力社会！　ダンスで実力が認められると、どんどん友達や仲間が増えていき、踊る場所が広がっていきました」。

さまざまなダンスの大会に積極的に参加し、昨年はNYとシカゴの大会（VOGUE AWARD）で、「Female Figure Peformance of the year」等、4つの賞を受賞。また、NYでは『H＆M』のファッションショーのオープニングダンスを始めとする多くのイベントにも参加し、観客へ踊りを 披露してきた。

「都城でも、私が学んできたダンスの魅力をもっと伝えていきたいですね」と意気込みを話してくれた。今後、都城で行われるワークショップが楽しみだ。

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