読者から寄せられた『噂』をもとに、調査隊長・ガノが真相解明!
今回は『ラーメン』に関する噂を調査!
●大川原峡に行く途中に、ラーメン屋が財部町にあるのですが、そこの『たまがったラーメン』というメニューには、本当に超ビックリします!(やったぜカトchan/47歳) |
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う〜ん、投稿者をビックリさせる程のラーメンの正体とは、一体何なのだろうか!?
この興味を惹かせる投稿の仕方がたまらない(笑)。
『たまがった』とは『ビックリした』「驚いた」という意味。
そういえば、俺は久しく、ビックリするような出来事に直面していない…。
だが、俺の心は、ビックリするような事を求めている!
そこで、この世のどこかにあるという『究極のたまがった』を求め、すぐさま大川原峡方面へと車を走らせた!
──財部町の道の駅を過ぎて、かれこれ15分程車を走らせただろうか──、ようやく噂のラーメン屋らしき建物が姿を現した。
そのラーメン屋の名前は『一ふく美(ひとふくみ)』。
お店の中を覗いてみると、なんと美しい女性が2人で経営しているではないか!
店内を見渡し、メニュー表を見ると、確かに『たまがったラーメン(1200円)』が存在する。
よし、それでは早速注文だ。
(ガノ)「たまがったラーメンを1杯!! 俺を心底たまがらせてくれ!」
──数分後──
(店員)「はい、お待たせしました!」
「ドッ、ドッ、土鍋やんけーーーーっ!!(叫)」
そう、噂の『たまがったラーメン』の正体は、『土鍋』入りの大盛りラーメンだったのである!
しかし、先程の美人女性店員・徳石さんと、鮫島さん曰く────
──実はこのラーメン、普通のラーメンに比べ麺の量は2倍と、一般的な大盛りラーメンと大して変わらない量なのだという。
しかし、『よりお客様にインパクトを与えるにはどうすれば良いだろうか…』と考えた末、大きなドンブリに入れるのではなく、土鍋に入れるという案を採用──結果、激しいまでのインパクトを与える事に成功したのである!
(ガノ)「なっ、なかなかイイたまがっただったぜ…(汗)」
それはそうと、どうもさっきから気になっているものがあるんだが、店内に『ハンバーガーのように包まれた商品』が並んでいるが、これは一体何なのだろうか?
「よくぞそこに目を付けてくれました! これは当店オリジナルのイチオシ商品で『一ぷくめし』って言うんです。
自家製のタレで味付けされた焼きおにぎりなんですが、中には当店自慢のチャーシューとマヨネーズが入っているんですよ。」
なるほど、これは今流行のB級グルメというやつだな!
しかも、チャーシューを具材に使うあたりに、ラーメン屋さんらなではのオリジナリティーが感じられて、実に好奇心をくすぐる商品じゃないか!
肝心の味の方は──と……
(ガノ)「梅ーーーッ!!(叫)」
あまりの美味しさに、叫ぶ言葉を間違えてしまった……(汗)。
いやいや、これは冗談抜きで本当にウマい!
焼きおにぎり+チャーシューという、シンプルな組合せのはずなのに、この奥深い味わいは何なんだ!?
まさか、ラーメン屋さんでこんな素晴らしいB級グルメに出会えるとは……。
(ガノ)「今のたまがったは、少し足にきてしまったぜ…(汗)」
驚きと感動に溢れた、至福の取材を終えたガノ。
「なかなかイイたまがっただったぜ! ありがとう」
───そう心でつぶやき、一ふく美を後にしようとした
────その時であった!!
(ガノ)「おやっ!? 店の外に、小屋のようなものがあるが、あれは一体何なのだろうか?」
不思議な物を見るような目つきで、そろりそろりと近づく……。
そして、衝撃の真実が明かされた瞬間、遂に『究極のたまがった』がガノを直撃したのである!!
(ガノ)「なにーーーッ!! ラーメン自動販売機だとーーーー!!(叫)」
なんと、一ふく美のラーメンが、冷蔵機能付き自動販売機の中で、24時間販売されているじゃないか!!(驚)
そこまでやるか、一ふく美! まっこち、ひったまがるわ!!(笑)
■一ふく美
鹿児島県曽於市財部町下財部6396-1
電話/74-2292 営業時間/11時〜14時半 定休日/日曜日