No.15
将来は音楽家♪
宮崎学園高等学校音楽科3年
桑山 諒子さん(18)(写真左)
竹森 実紀さん(18)(写真右)
初めてのピアノ連弾は緊張しますが、コンサート当日がとても楽しみ。息の合った演奏を披露できれば──と話すのは、宮崎学園高等学校音楽科3年の桑山諒子さんと竹森実紀さん。3月16日、都城市総合文化ホールと都城音楽協会主催の「盆地のフレッシュコンサートvol.2〜都城から羽ばたく若い音楽家たち〜」に出演する。
桑山さんは高城中学校出身でピアノ専攻、竹森さんは山田中学校出身でクラリネットを専攻している。高校進学後に仲良くなり、1年生の時から竹森さんのクラリネットのピアノ伴奏を桑山さんが担当。3年間ずっとペアを組んできた。卒業後は、二人とも東京の音楽大学に進む。
高校生活について、
桑山さんは、「音楽大学に進みたい、ピアノが好きという気持ちで入学したのですが、専門的に学ぶと技術も必要になり、レッスンは大変。でもその分、仕上がった時の達成感はとても大きいです。ピアノを触らないと不安になるので、休みの日もほとんどピアノを弾いています。コンクールや演奏会など音楽を通して人との出会いも多く楽しい。同年代の音楽家の素晴らしい演奏を聞くと、私も頑張ろうと刺激を受けます。今では、ピアノとクラシックのない人生は考えられません。将来は、高校で教える専門的な先生になれたら」と話す。
竹森さんは、「中学校の吹奏楽部で始めたクラリネットを続けたいと思い、入学しました。専門的に学べ、とても充実しています。吹奏楽部に入り、朝7時から遅い時は夜8時まで学校にいたことも。演奏会後、友人や先生に良かったと言われることが何よりも次への励みになります。また、一学期ごとに行われる実技試験は、大きなコンクールより緊張! 試験後の講評で悪い部分を指摘されると、更に上を目指そうと燃え、練習に力が入ります。将来は、仕事としてクラリネットを吹きたい。大好きな東京都交響楽団の一員になるのが夢です」と話す。
普段はクラリネットとピアノの二人が、今回は、ピアノ連弾で「ベートーベン 交響曲第5番 運命」を披露する。「初めて2人で連弾に挑戦します。誰でも一度は聞いたことのある曲だと思うので、最高の演奏でベートーベンの人生観を伝えたい」とやる気に満ちて練習に励んでいるそうだ。二人の連弾が聞けるのは、このコンサートだけ。音楽家を目指す二人をぜひ応援して下さい。(エタン)