株式会社 岡崎鶏卵グループ
■取材協力/
株式会社 岡崎鶏卵グループ
代表取締役社長 岡崎 誠一(48)
都城市志比田町5548-11
TEL/0986-22-1202
今回は昭和30年開業の株式会社岡崎鶏卵グループ、社長室室長の松村素樹さん(29)に話を伺いました。
株式会社岡崎鶏卵グループは昭和30年、鶏卵卸問屋岡崎商店として開業、昭和54年に株式会社岡崎鶏卵GPセンターを設立し、今年2012年で58年目。卵の仕入・販売を行っています。昭和63年には仕入・販売・加工を一箇所に集中させるべく、現在地の都城食品加工団地へ移転しました。
我社の主幹商品は鶏卵。契約農場は宮崎・鹿児島県の南九州に11ヶ所あり、鶏インフルエンザのリスクを回避するために点在しています。
「元気な卵は元気な鶏から」をモットーに環境や餌にこだわり、約50万羽が毎日元気な卵を産んでいます。一日の流通量は約25トン。数にして約50万個です。ちなみに鶏は一日一個しか卵を産まないんですよ。
各農場から集められた新鮮な卵は毎日センターに運ばれ、徹底した衛生管理と品質管理のもと、最先端の設備で洗卵・乾燥・検卵し、厳しいチェックを合格した卵のみを出荷しています。わずかな傷やひびも見逃さないため、家庭用の卵として出荷できるのは実に6、7割程度。この数字がチェックの厳しさを物語っています。残りの約3割は加工用や業務用に使われています。
今年2012年7月には食品安全マネジメントシステム認定規格である「FSSC22000」を取得しました。鶏卵業としては全国初、県内では南日本協同酪農株式会社に次いで2例目です。この規格は衛生管理や食品に対して安心・安全であるという証明です。より、皆様に安心して召し上がって頂けるよう従業員一同、気を引き締めているところです。
鶏卵事業部ほか食品・加工などの事業部では鶏肉や卵の加工品を製造・販売しています。人気の厚焼き玉子は北海道産昆布、焼津産鰹のこだわりのだしを使用した、卵の含有量が多い卵屋さんならではの商品です。
株式会社上沖産業(三股町)とタイアップして作った「フレッシュタルタルソース」も好評を頂いています。上沖産業の規格外品のらっきょうと我社の加工用の卵で製造された商品で、県内外に拡販するための「平成24年度宮崎県中小企業事業化支援補助金」を受けました。
最近では、地元農作物のごぼうを子どもたちがもっと食べやすいようにと、学校給食用に「ごぼうミートオムレツ」を作りました。これからも地元の農作物を身近に、そしておいしく、楽しく食べられる商品を提案していきたいですね。
「あんしん」「あんぜん」「おいしい」をテーマに今後も商品作りに取り組んでまいります。 (順)
入社5年目。職場では加工品の製造を担当し、主に玉子焼きを焼いている内野々さんは4人の子だくさんパパ。そしてもう一つの顔は、なんと! プロボクサー!!
三股町出身、都城市在住。総合格闘技からボクシングに転向、その半年後にプロライセンスを取得し、プロ3年目。ウエスタン延岡ジム所属、リングネームは内野々大叶(やまと)。ミニマム級、右打ちのボクサーファイターだ。
今年2012年7月の試合で九州地区代表に、2012年9月の西日本新人王対西部新人王対抗戦で勝利。そして2012年10月の新人王西軍代表決定戦でも見事勝利。遂に全日本新人王決勝戦出場の切符を手にした。
現在は2012年12月16日(日)に後楽園ホールで行われる「全日本新人王決勝戦」に向けて調整中。内野々さんは東軍チャンピオンと対戦する。この試合で全日本新人王を獲得すると日本ランカーになり、現日本チャンピオンへの挑戦権を得られる。またこの試合は新人ボクサーの登竜門として注目され、未来の世界チャンピオンを一目見ようと、毎年超満員の観客で溢れる。
「東軍はレベルが高く、しかも相手の山本浩也選手は無敗の強豪。新人王で勝つことが日本ランカーになる最短コース。持ち味の左フックを生かして日本チャンピオンになりたい。試合当日は奥さんの誕生日。いつも応援してくれている周りの方のためにも絶対に勝ちたい」と意気込む。
※内野々選手を応援してくれるスポンサーを募っています。