平成18年に、シングル「土佐っ子おんな節」で演歌歌手としてデビューをした東かおり(27)。
あれから4年───彼女は株式会社ミュージックジャパン(愛知県)へと移籍し、名前も『花華(かばな)かおり』に改名。そして9月1日に、徳間ジャパンコミュニケーションズよりシングル『漁り火情話』をリリースし、遂にメジャーデビューを果たしたのである。
今回のシングル「漁り火情話」は、女性の失恋を歌った切ない曲。しかし、その内容とは裏腹に、曲調は明るく、歌声も優しく伸びやかで、聞いていてとても心地よい。
本人曰く、「憶えやすくて、歌いやすい曲なので、カラオケ好きの方に親しまれそうな曲に仕上がったと思います」とコメントしている。
また、カップリングには「鑑(かがみ)」という曲が入っており、こちらは河・花・山を鑑(手本)に、人生を歩もうとする心情を歌った曲。漁り火情話とは一転して、小節を利かせた力強い歌唱であり、歌詞の内容が聞き手の心に響いてくる。
「大人になった花華かおりの歌声を聞いてほしい───」そう語る彼女の言葉通り、今回の曲を聞いた筆者は『歌唱力の高さ』、そして『表現力の豊かさ』にとても驚かされた。
メジャーデビュー1枚目から、これほど素晴らしいパフォーマンスを披露してきた彼女のポテンシャルの高さ───それを考えると、いやがうえにも今後の活躍に期待してしまう。
最後に、かおりさんより御礼の言葉を───
「皆さんのお陰で、メジャーデビューする事ができました。本当にありがとうございます。名前が『花華』へと変わりましたが、この名前に負けないように、『花のように華やかな歌手』へと成長できるよう頑張りますので、これからも応援宜しくお願い致します。」
(ガノ)
【プロフィール】
花華かおり…[本名]東香織、[生年月日]1983年10月30日。都城市都北町出身の演歌歌手。学生時代より数々のコンテストやオーディションで優勝し、平成18年4月5日、土佐っ子おんな節で歌手デビュー。