都城市都島町の龍泉寺陸橋からの上り坂。横山病院を過ぎた左手の空き地(都城市南鷹尾町)に1m位の不思議な形をした「あるもの」が置いてあります。あれは一体何だろう? などと気になっている方もいらっしゃるのでは? とか言いながら、実は毎日のようにこの道を通る私自身が気になっているんですけどねぇ〜(笑)。
という訳で、手がかりを求めて空き地の隣の家を訪ねてみました。
「う〜ん。何でしょうかねぇ…オブジェか何か? ちょっと分からないです。うちの土地ではないので…。」と地主の方の自宅を教えて頂き直行。すると、ちょうど玄関に出てこられた奥様とお会いすることができました。
「確かにうちの主人のものなんですけど、あいにく、主人は不在でして…。」ということで後日、ご主人の烏谷さんに話を伺うことに…。
順「空き地に置いてある、あれは何ですか? 昔の機械の一部か何かですか?」
烏谷氏「機械? アハハ、違いますよ。あれは鉄作家、篠原秀法という人のオブジェなんですよ。」
烏谷さんによると篠原氏は烏谷さんの知人でもあり、都城市出身、福岡県在住の鉄作家(彫刻家でもある)。
このオブジェは約10年前につくられた鳥のオブジェで、4、5年前に篠原氏から「預かって欲しい」と言われ、「せっかく預かるなら人目につくところに。」と通り沿いの空き地に置いてあるそうです。
知人などから譲って欲しい、と言われることがあるそうですが、作家ものだと伝えると、高いのであろうと引かれてしまうのだとか。烏谷さんは預かっているもの以外に篠原氏の作品を2つ所有。都城市内のとあるお店に飾ってあるそうです。
ちなみに篠原氏は以前、ハウステンボスで開催された作品展で金賞を受賞されたんですって。そんな方の作品を間近で見られるなんてちょっとした贅沢ですよね〜。(順)