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ヤスが行く職業体験記

ゴミ収集編

職場体験第2回目の今回は、清掃公社都北営業所に来ている。ゴミの収集作業を体験させてもらうためだ。ゴミ収集車に乗り、午前中に回るルートを一通り体験させてもらった。

ヤスが行く職業体験記 【新聞配達編】 写真1
上着と専用の手袋を貸してもらい、早速出発! 今回は高橋さんと郡山さんの収集車に同乗することに。車で揺られること約10分。収集する地区に到着。すぐさま車から飛び出てゴミの元へ向い、ゴミを収集車に投げ入れる。安全確認をしっかりしつつも素早い。ゴミを収集し終えると、高橋さんは車に戻ることなく次のゴミ置き場までダッシュ! 今回のルートはゴミを収集する場所が密集しているルートなので、次の収集場所まではダッシュで向かう。最初はついていけたのだが、息も上がり、胸が苦しくなってくる。普段の運動不足を痛感しながらゴミを収集していく。

収集する合間にゴミの分別もやらなくてはならない。この日は燃えるゴミの収集日だったので、ゴミ袋の中にペットボトルや缶が入っていると収集出来ない。その場でゴミ袋を開けて分別しなければならないのだ。生ゴミの中に混じったペットボトル等を取り出すのは一苦労である。まさかゴミ収集しながらの分別がこんなに大変だったとは……。どうせ埋めるか燃やせば、一緒なのだと思っていたかつての自分をぶん殴りたい。申し訳ない気持ちで胸が張り裂けそうになってしまった。だがここで立ち止まっている場合ではない。高橋さんは止まってはくれないのだ。
そして、あっという間に3時間が過ぎゴミ収集は終わった。キツいとは言われていたがここまでとは予想していなかった。だが、街を綺麗にする一端を担えたと考えれば、あれだけかいた汗も気持ちの良いものに感じられた。

今回のゴミ収集の体験はスピードが第一、その中でいかに安全に効率良く回収するべきゴミだけを集めていくか、というものだったように思う。これを自分の仕事に置き換えてみると、毎月の締切等、決められた期日がある私にも、スピード感を持って効率良く仕事をすることは、出来るようになっていかなければいけないことのように感じた。そうすることで、自分の仕事をもっとやりやすくすることが出来るのではないか、と感じた体験だった。

ヤスが行く職業体験記 【新聞配達編】 写真2
今回ご協力頂いた皆さん、ありがとうございました。

■取材協力/
清掃公社 都北営業所
TEL.52-5636
※「きりしまフォーラム2016年6月号」P5もご覧ください

休日急患