今月の顔

No.13 本物のヘナを伝えたい!

美容室ID オーナー 梶本 辰男さん


No.13 美容室ID オーナー 梶本 辰男さん

インド旅行中は、疲れているはずなのに、五感が研ぎ澄まされどんどん元気になりました。そこがインドの面白さだと思います──と話すのは、美容室ID(TEL:25-3391)のオーナー梶本辰男さん。10月初旬に「ヘナ畑とヘナ工場の視察」で訪れたインドでの話を伺った。

インドの第一印象は、「混沌」。交通量も多く、マナーやルールなど一切ないように思えた。

「道路を渡るのも一苦労で、命や安全の責任は自分でとらなくてはと痛切に感じましたね。また、野良牛や野良犬も多く見かけました。道路のあちこちには糞が落ちていて、足元には細心の注意を払わなければなりませんでした」と街中の写真を見せてくれた。

一番印象に残っていることは、「貧富の差」だという。

「路上では、子ども達が物乞いをしている様子を多く見かけました。その子たちの純粋な目が印象に残ってい ます。しかし、青年になると、目の奥に暗い闇を抱えているような気がしました。これまでに路上で想像できないような経験をしてきたんだろうなと思います。 裕福な人は、高級外車に乗ったりして、とても裕福なんですけどね」とインドの実情を教えてくれた。

地平線まで広がる広大なヘナ畑では、宮崎の夏よりも強い日差しの中、多くの人が手作業で丁寧に刈り取りをしていた。

No.13 本物のヘナを伝えたい!  美容室ID オーナー 梶本 辰男さん
※ヘナはインドの伝承医学であるアーユルヴェーダにおいて何千年もの昔から利用され、今ではヘアートリートメント、ヘアカラーとしての効果が認められている。


「畑で見たヘナには虫食いの穴もあり、ああ、本当に無農薬なんだなと実感しました。インドの人達はとても 温かく、そして純粋。そんな人たちによって手作業で丁寧に作られているヘナを、実際に自分の目で見て、手で触れることができ、ますますヘナへの気持ちが高 まっています。もっと多くの人に本物のヘナを伝えていきたいですね」と、今後の抱負を語る。

未知なるインドの話や写真は興味深いものばかりでした。更に知りたい方は、ブログをご覧下さい。(エタン)



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