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ヤスが行く職業体験記

新聞配達編

今回の職業体験は、暗闇の中を駆け抜けて皆さんに情報を届けるお仕事! そう、新聞配達だ。毎月、「きりしまフォーラム」を折り込んで頂いている『読売新聞五十市センター』さんご協力のもと、新聞配達に挑戦!
 近頃は気温も上がってきた上に、入梅のダブルコンボで昼間は蒸し暑い日が続いているが、今回の体験は午前2時半にスタート。まだ肌寒いくらいで、少しぽっちゃり気味の私には丁度良い気温だ。

【その一】チラシ折り込み


すぐバイクにまたがって暗闇の中に繰り出すわけではない。まずは準備が必要だ。印刷したての新聞が運び込まれたばかりで、チラシはまだ折り込まれていない。これでは世の主婦の方々が安さを求めて買い物をすることが出来ず、スーパーからスーパーへ主婦大移動が始まってしまうかもしれない! そうならない為にも、しっかりチラシを折り込まなければ! 最初にお手本を見せてもらう。素早い手捌きでチラシを折り込んでいき、配達員の方の配る数ずつ積み上げていく。さて私の出番だ。指にゴムサックをはめ、見様見真似で折り込んでいく。これがなかなか難しく、早く入れようとすると折れ曲がってしまったり、大きくはみ出てしまったりするし、丁寧にやるとスピードが落ちてしまう。丁寧さとスピードが両立出来るところを探りながら折り込んでいく。段々と慣れてきたところで新聞が尽き、折り込み作業は終わった。最後の方は、スタッフの方には敵わないとはいえ結構早く出来るようになっていて、もう少し早く出来るようになれた気もしたので、ここで終わってしまったのは少し残念。またいつか挑戦してみたい。

社会人一年目のヤスが行く 職業体験記「新聞配達編」 写真1

【その二】新聞配達


いよいよ新聞配達本番。今回は、同センターの所長である内村さんと一緒にルートを回る。まずはバイクに新聞を積み込んでいく。一口に新聞と言っても、スポーツ新聞・中高生新聞・KODOMO新聞・英字新聞等、配達先によって変えなければいけないこともあるので、表と照らし合わせて、自分の配達する分をカウントダウンしながら積んでいく。配達の時に持って行く新聞の数は、配る数とピッタリ同じ。つまり配った結果余ってもいけないし、足りなくなってもダメなのだ。「慣れが一番怖い。しっかりと集中すること、確認することが大事で、これが出来ていないと新聞が足りなかったり、配り漏れが出てしまう」と所長が教えてくれた。段々と緊張が高まってくる。
実は、これ迄に一度も原付に乗ったことがなかった私は、今回新聞配達をするにあたり、前もって原付の練習をさせてもらった。その時は30分程で乗れるようになったので、これなら簡単にいけるだろうと考えていた。しかし、新聞を載せることを全く考慮していなかったのだ。今回は2台で配るので、乗せる量は普通の半分、しかも今回チラシは少なかった。つまり、普段はこの倍の重さがあるらしい。重さにハンドルを取られないようにしながらアクセルをゆっくりと回して、さあ出発だ。
スーッと走り出すと、少し寒いくらいの風が心地良い。前を走る所長に遅れを取らないように走る。ルートはしっかりと舗装された道ばかりではない。砂利道やデコボコした道、近道の草むら等を、倒れないよう、遅れないよう走っていく。最初は所長が配るところを見ながら付いていく。ポストによって半分にしたり、三つ折にしたり、雨に濡れる心配のないところは半分だけポストから見えるように挿す。一軒一軒のポストの形迄覚えるのが、素早く配る為には大事なのだという。途中から私も指示を受けながら配り始める。慣れない原付のせいか、もう既に疲れ始めている。しかし、「まだ何もやってないんだぞ」と気合を入れ直し、配達を行う。少し走っては原付から降りて新聞を挿す。その繰り返しだったのだが、乗り降りが一番疲れる。途中何度もこけそうになったり、所長を見失いかけたりしながらも、新聞が余ることも足りなくなることもなく、無事に配り終えることが出来た。
ヤスが行く職業体験記 【新聞配達編】
配達センターに戻ってきたのは、夜も明けた朝6時過ぎだった。無事に配り終えることが出来てホッとすると共にドッと疲れもきた。今日が晴れで本当に良かった。配達員の方のほとんどが副業としてやっているという話も聞いていた。つまり昼間に働いて、早朝の新聞配達をするということで、すごいの一言だ。
毎朝、新聞が配達所に届いてから夜が明ける迄の限られた時間の中で、気を抜かず正確に配る。一軒でも配れなかったりすれば無駄な時間を使うことになってしまう。私も日頃の仕事の中で、もっとちゃんと集中してやっていれば追加で無駄な作業だったり、二度手間にならなかったのにということがある。今回、新聞配達で学んだように、一つひとつ気を抜かず正確にやっていき、二度手間や無駄を減らせるようにしたい。

社会人1年目のヤスが行く 職業体験記「新聞配達編」 写真3
今回ご協力頂いた皆さん、ありがとうございました。

■取材協力/
読売新聞五十市センター
※「きりしまフォーラム」2016年7月号・P12もご覧ください

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